コラム「少年のように」

#23 「週末企業みたいなこと・・・したかったはずなのだけれど、」



 妹の試験や引越しなどがあって、母は五週連続で週末を福岡で過ごしていました。先週は孫見たさに父もついていって、我が家は二人家族になっていました。
 平日はずっと会社で仕事をしているので、週末は自分の体を休めることを大切にしたい、と思って、殆ど何処にも行かず(しかし買い物なんかには行くのだけれど)、録画していた番組を観たり、掃除をしたり、買ったばかりの本を読み出したりしながら、ゆっくりするのです。
 そして、はっと気付く。また週末を有意義に過ごせなかった!休むのが目的だったはずなのに、終わってみるとのんびりがもったいなく感じてしまいます。休みたいと思う反面、土日は平日に出来ない「仕事」をやろう!と思っているからです。
 体がいくつあっても足りないくらい、やりたい事が多すぎます。それでも、一つずつでもいいから手をつけたい。最近は休みの日にパソコンを使っている時間が本当に短くなって(なのに頭痛はちっとも減らない)、そういう時間にモノづくりをしたいを思っているのだけれど、中々どうして、出来ないのだろう。

 デジタルの時代だからこそ、アナログなものが素敵に見えてきます。メールやSNSでさっと済ませてしまえる「HAPPY BIRTHDAY」も、大切な友達には手書きの手紙や手作りのカードを送りたいと思ってしまいます。何をプレゼントしようか悩んで悩んで渡せずじまいになることがよくあるので、だったらカードだけでも作って贈ろう!そう思って材料を探すのが、楽しいのです。

 グズグズしている時間はない。やりたいことは沢山あるのです。体が弱くて、休む時間はとっても必要ななのだけれど、のんびりしすぎていたらあっという間に歳を取って、後悔の多い最期を迎えかねない。出来るだけ悔いの少ない人生にするためにも、出来ることから恐れずやっていきます。
 まずは体を労わりつつ、週末に色々頑張ります。



2012.03.05 結