コラム「少年のように」

#16 「24 HOUR TV 34」



 何だか、放心状態。「24時間テレビ」に興奮していたわけじゃないけれど、怒涛の24時間を経た後だからこその、この月曜の放心がいつにも増しているのは明白なこと。ほわ〜っとなって眠くて、多分今目を瞑ったら、すぐに眠りに落ちていくだとう、と判るくらい、体が疲れていて眠いです。ただぼ〜っとテレビを観ていただけだったのに、無意識に力んで居たんだという事が、ちょっとだけわかりました。

 今年初めて、24時間テレビのオープニングを観ました。今まで、「どうして24時間とか27時間とか生放送をやろうっていうことになったんだろう?」と思っていて、全部を観ようとか思ったこともないし、気になるコーナーとか、好きなタレントが出るコーナーとドラマは観ようかな、くらいにしか思わなかったし、全く観なかった時もありました。なのに今年は特別と云うか特殊と云うか、大切な休みを裂くことにして、ずっと観ていました。涙腺が緩いので、目に何度も水が浮かばせながら。

 「感動をありがとう」とか、そういう感情が湧いた訳ではないです。やっぱり「3・11」の爪痕があちこちにあって、特にお花屋さんの話は、目に涙浮かべながらVTRを観ているメンバーの姿に貰い涙してしまっていて。それでも笑って、人を労っている姿に、凄いな、頑張ってるな、と思わされました。

 きっかけは何でもいいんですよ、きっと。大切なのは自分がどう動くかとか、何を頑張るかってことで。どう力を使うか。それを観て、ああ、自分もやろう、何は無くとも、何か一歩踏み出そう。と思えるかどうかは、また観る人の価値観で。

 それぞれ感想もあるでしょう。番組事態に批判も多数あるようですが、それはその人達の問題ですので、何も言いませんが、自分は、観られてよかったと思います。応援している人が頑張る姿を見るのは気持ちの良いものです。

 お疲れ様。ゆっくり休んでくれ。



2010.08.22 結