コラム「少年のように」

#12 「受験」



 朝日新聞とベネッセが共同で主催する「語彙・読解力検定」を受験してきました。
 約一ヶ月前、申し込み締め切りの前日に、偶々朝日新聞の広告を発見し、受験に踏み切りました。既に本屋にはテキストが無く(売れてしまっていた様です)、運良く在庫が復活したamazonでいそいそと購入し、勉強をし始めたのですが、見慣れない文字達の攻撃に酷く後悔して。
 何とか受験会場へ行き、試験を受けたのですが、難しいし時間は無いしで、何だかとっても疲れて、更に絶対に合格していないだろうと思うと気持ちも下がっていきます。だってその日の夕方、既に間違いを一つ、読んでいた本の中で発見し、落ち込んでしまったのです。そして今日もまた一つ、間違いを見つけ、いよいよ不合格が確信に迫ってきています。
 合格発表は一ヵ月後。それまで、目や耳にする言葉から、「ああ、これも間違っていた」と気付くのかと思うと、気は滅入る一方です。しかし、「最善を尽くす」という事は出来たと思います。この勉強をきっかけに、知らなかった言葉も沢山知ることが出来ました。何だか少しだけ賢くなった気分です。



2010.06.22 結